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Noisician's Profile

小原 由紀  Yuki Obara

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ダークな轟音ノイズパフォーマンスを繰り広げるサイバー人魚姫・小原由紀。

オブジェアートなどを手慰むマルチな人魚姫の発する騒音は、どこまでも空虚な虚空にこだまする!

 

[ライブ情報] 

3月13日(日) at 池袋SCUM2000 “Cavalet Waikiki”                                     出演:小原由紀、イシデタクヤ、伊藤まく(ITO)、Bloom、水晶の舟、京子、ミノトーニケ、野村あゆみ&亜弥、村田しほ子   5時半開演 チャージ:1200円  東京都豊島区東池袋3-9-13 岩下ビルB1F   TEL:03-3988-7684  詳細 

*小原由紀のパフォーマンスではノイズ演奏で"かけら”などが参加するが、このイベントではソロノイズギター演奏(!)及びあっと驚くパフォーマンスを企む。

由紀人魚姫のこれまでの歩み

●1987年〜オブジェ・人形制作。詩画集の出版など活動がはじま る。

●1997年 GROUP「犬」で「眼球譚」パフォーマンス。        

「IKENIE」女王様 出演(東大駒場)

●2000年〜切り紙制作。 「タナトス」ビデオ出演。

●2002年〜由紀人魚姫として、虚構の再構築・偽装手段としてのパフォーマンス をはじめる。

●2004年 「ILL−離−ヒト」(Embudagonn+kakera+yuki)結成。 

本の出 版。 他、個展数回。

Flowers are beautiful but they soon DlE   

                              by 小原由紀 (詩と切り絵・コラージュ)

 

 

私は、こう見えても温室の管理人である。                                                                            私は、自分で選んできた木々、美しい花々に囲まれ、                  毎日うっとりと無風で幸せである。

でも、どういうわけか世間一般にはうけが悪い。                      訪れるのは、日に一人、二人。誰も来ない日の方が圧倒的に多い。                                                           そういえは、常連客もここのところ顔を出さないな。                    隣町の温室の噂を聞いた。                                  なんでもそこは、体日ともなればたくさんの人々で                    大賑わいだそうだ。

私は、ここの温宝の管理人である。                             他のことは、まあどうでも良かろう。

今日も、せっせと害虫駆除。除草作業。                          私のいとおしい花々にさあ、水をあげよう。

                                                                       

 

私は、こう見えても温室の管理人である。               私は、自分で選んできた木々、美しい花々に囲まれ、毎日うっとりと無風で幸せである。

もう間もなく…・・・嗚呼。漸く花開きそうな、おきなぐさもどきが…。 あ〜〜〜〜〜〜、つばみのまま枯れてしまった。

どうして女蜂は実をなさない…嗚呼。

月桂樹はどうして、葉を蔽い繁らせない。ああ〜、可愛いお前たちよ。

こんなにも手をかけ目をかけ、お前たちのためだけに私はいるのだ。

いいや、なんだど。手をかけ世話をしているなどともうことはならん。                                 偽書だ。傲慢だ。侮辱だ。ベテンだ。浮薄だ。                                              お前たちがあるから、私はいようと思えるのだ。有難う。お前たち。

私は、ここの温室の管理人である。                                                    他のことは、まあどうでも良かろう。

                                                        

私は、私でどうどいうことはないが、温室の管理人である。

今日はとてもすぱらしい日だ。なぜなら、私の温室のヘピ・ヘピイチゴが                                    赤い真っ赤なみずみずしい実をつけたからだ。

私だけがおまえの好みを知っている。ヘピ・ヘビイチゴは水では育たない。                                  おまえの好物は、蜥蜴、蛙、蝸牛、蝙蝠、蜘蛛、蜥蜴〜を焼いた灰。                                     使用済み注射器、空のアンブル剤、血のついた脱脂綿を焼いた灰。 それらをさらに、尿、無水エブノールで混ぜたもの。そうだろう。

この合成肥料を私はおまえにいくらでも与えたい。                                                 しかし、おまえは一定量しか欲さない。                                                  最後の一滴がなくなるまで、何も欲しない。

ヘビ・ヘピイチゴよ。あ〜、なんと可愛らしい。                                              食べてしまいたいぽどだよ。今日は、おまえを眺めながら一杯やろう。                                数日後にはおまえも灰となるのだからな。

(小原由紀詩画集より)

小原由紀詩画集“Flowers are beautiful but they soon DlE”      japanoise.shopで取り扱い中。