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Cross Review

“Material Action 2: N.A.M.”をクロス・レヴュー                                      

1                                 小堺文雄(Incapacitants)

メルツバウの「マテリアル・アクション」は,不思議なアルバムですよね。      かたかた,ぱたぱたいうパーカッションが全編を覆っていて,うねうね這い回る電子音と絡み合う様はロックとも,フリージャズとも,現代音楽とも,そしてノイズとも名付けられない不思議な世界ですね。                             そういえば非常階段の1st「蔵六の奇病」もノイズというよりは,ジャーマン・ロック,ハード・ロック,プログレッシブ・ロックなどの乱交の果ての。ロックの残骸という感触が強いですね。                                        たぶん,このころはみんな(って,誰やねん?といわれると困りますが)は「ノイズ」という形式を演奏するのではなく,「名付けられないもの,未知なもの」を求めて演奏していたんだな,と思います。                                 いえ,いうなら,今でもこの二組はそうした姿勢を変えていないし,そこが彼らのフォロワーとは違うんだなと思います。                              ちなみに,水谷さん在籍時のメルツバウでは「SCUM」が一番好きです。

2                                       草深公秀(K2)   

さて、コサカイ氏が触れていた、MERZBOWの1st LP "Material Action 2:N.A.M."についてですが、やはりアコースティックな感触と共に、それが「ノイズ」であるかどうかなどと関係なしに、作品化されたことは、エレクトロニクスが使われ始めた当時としては、ある意味"Anti-social" musicであったと思います。                オルガン、テープ、バイオリン、Merztronics、junk percussions(要するにそこら辺にあるガラクタ類)などが混沌として、キーキー、カサコソとコラージュされた本作品は、真に「未知なる音への原動」であったと考えます。                    そう、MERZBOWの、否、秋田氏の本分は、ハーシュノイズではなく、アッセンブラージュにあると確信します。A面、B面共に1曲ずつで、両曲とも、タイトルがN.A.M.の頭文字になっているのは、秋田氏のユーモアでしょうか? 噂では、NWWの1st LPに触発されたとも言われていますが、恐らく、秋田氏のオリジナルでしょう。  

ちなみに、このLPの前に、Fred Frithがライナーノーツを書く予定であった"Yantra Material Action"と言う作品があったのも懐かしいです。(MERZBOXに収録されている)やはり、ロックと言うか秋田氏のアッセンブラージュ感覚が光る一品です。どうぞご賞味あれ。

 

3                                      今子俊一(SMK)

「蔵六の奇病」をはじめて聞いたときのショックはいまだに忘れられません。 音楽というより行為というか、ヘイターズのようなアクション性がありますね。 僕がいつも思うのは「ノイズ」って言葉は後付で、非常階段やメルツバウの音を 名前にしたとき「ノイズ」という言葉になるんじゃないかと思います。 そういう意味で、JOJOさんや秋田さんなどは「ノイズだぁー!」とか思って やっているのではなく、純粋な表現であったり、アクションというのを 出しているのだと思いますね。 「ノイズ」が出始めた頃のことは生まれてないのでよく分からないのですが すごく過激な感じがします。初期ホワイトハウスなんかも、キチガイじみてますが 本来の人間の持っている本能の塊っていう感じがしますね。 別にホワイトハウスを過大評価するつもりはありませんが。ノイズ初期からやっている方々が、なぜここまで続けられるのかとか、 パワーが衰えないかとかっていうのは、やっぱ純粋な表現だからという気がします。 ノイズが音楽かどうかは微妙ですが、あえて音楽というなら、ここまで純粋な音楽は なかなか無いと思いますね。そういう意味だとフリージャズやインプロビゼーション なんかも非常に純粋だと思います。まぁやる人にもよるんですけどね(笑)

そういえばネットでこさかいさんのノイズフェイバリット5 みたいなのを見たことがあります。「SCUM」入ってましたね。覚えています。 初期メルツバウは現代音楽の雰囲気が漂ってますよね(あんまり聞いたことないけど) 初期ではありませんが「MUSIC FOR BONDAGE PERFORMANCE」なんかは、 クセナキスのPERSEPOLISがバイオオレントになったような音ですよね。 脳を直接攻撃されているような、あの全体を覆う軋むような音は強烈です。 具体音を多用しているメルツバウの作品は独特の雰囲気がありますね。 すごくダークなので、まともに聞けないです(笑) ところで、メルツバウの新譜「MERZBEAT」聞いた人いますか?