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独創的な音楽 「ジャパノイズ」 世界に発信

 

 

様々な“ノイズ”を音楽に−−。 東京都杉並区の伊藤さんは「ノイズ音楽」の日本での第一人者。普段は首都圏の大学で客員教授として情報論を教える傍ら、

「伊藤まく」の芸名でライブハウスなどで活動している。

ノイズ音楽はメロディーや和音など本来音楽に必要とされる要素を除いたジャンル。 1970年代に欧米で生まれた。日本ではより前衛的な形で発展し、10年ほど前から「ジャパノイズ」と 呼ばれ海外で人気を集めている。

学生時代、様々なジャンルの音楽を聴く中で「自分で独奏的な音楽を作りたい」と考えていた伊藤さん。 当時珍しかったシンセサイザーに出会ったことがきっかけで、ノイズ音楽にのめり込むことになった。 就職してからも演奏活動を続け、これまでに5枚のCDを出した。

2008年からは「ジャパノイズ・オーケストラ」と題した若手中心の音楽グループを主宰し、全国を飛び回る。 「ジャパノイズは日本初の新しい芸術。国内にも世界にもさらに広めていきたい」。

近い将来日本のノイズ音楽の歴史や現状をまとめた本を出版する予定だ。

 

(日本経済新聞 2010年)